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7.82016
イギリスのEU離脱で今後の経済は?リスクオン・リスクオフの考え方
みなさん、こんにちは
約5か月ぶりの登場でちょっと緊張している
株式会社インベストの相良です。
書きたいことは山のようにありました。
しかし時間が・・・
時間が・・・
時間がない・・・
次から次に入ってくる相談案件をこなしていたん
ですが、1件終わると2件入ってくるような状態
が続いて・・・
とりあえず充電期間だったということで、何と
か勘弁してください。
これからは、またちょこちょこと書いていきま
すので、お楽しみに!!
さて、今回は結構大きな衝撃をもたらした「イ
ギリスのEU離脱」について考えていきたいと
思います。
まずこの件に関して投資家の人たちは、固唾を
飲んで見守っていたことでしょう。
結果次第で投資の方向性を180度変更しなくて
はいけなかったかもしれないからです。
あんまり関心がなかった投資家がいたとしたら、
間違いなく投資の世界から撤退したほうがいい
と思われます。
というくらい、今回の出来事はショッキングだ
ったんです。
投票前は多少残留派が有利という報道が流れて
いました。
残留が決定して、経済は安定するだろうと・・
しかし結果は完全に逆でしたね。
都市部では残留派が多かったみたいですが、
それ以外の地区では離脱派がかなり多かった
みたいです。
1番の原因は、やはり移民の問題ではないで
しょうか?
EUというと、ヨーロッパの28の国で構成さ
れた主権国民国家です。
現在の加盟国は、
- ベルギー
- ブルガリア
- チェコ
- デンマーク
- ドイツ(加盟時西ドイツ)
- エストニア
- アイルランド
- ギリシャ
- スペイン
- フランス
- クロアチア
- イタリア
- キプロス
- ラトビア
- リトアニア
- ルクセンブルク
- ハンガリー
- マルタ
- オランダ
- オーストリア
- ポーランド
- ポルトガル
- ルーマニア
- スロベニア
- スロバキア
- フィンランド
- スウェーデン
- イギリス
が、あります。
これだけの国が揃っていますんで、当然裕福な国
もあれば経済状況が厳しい国もあるんですね。
経済状況が厳しい国の人達は、当然失業率が高い
わけです。
それで仕事を求めて裕福な国へ仕事を求めて行く
んです。
EUというのは、基本的に国々を自由に行き来でき
るようになっています。
例えばスペイン人がフランスに行ったり、イタリア
人がイギリスに行ったりとか・・・
日本で県をまたぐような感じですね。
移民の人達は、自分の国では仕事がないんです。
だから多少の低賃金でも我慢して働くんですね。
しかし裕福な国の人達は、「そんな低賃金じゃ、
仕事なんかやれね~よ」と言って、仕事をしない
んです。
そうなると裕福な国の人達は、「移民の奴らに仕
事を奪われるからEUを離脱して移民が入って来れ
ないようにしようぜ」となったんです。
移民というと、よく紛争地域から逃れてきた人達を
想像しがちですが、実は同じEUの中の人達のことだ
ったんですね。
これでイギリスのEU離脱は事実上決定的なもの
になりました。
今後イギリスやEU諸国、世界全体の経済はどう
いう影響を受けるんでしょうか?
イギリスがEUから離脱すれば、EU域内の輸出
に新たな関税がかかる可能性があり、事業計画の
大幅な見直しを迫られます。
イギリスに進出する日本企業はおよそ1000社
くらいでしょうか。
イギリスで製品を生産するか、日本からイギリス
を経由してEU各国に輸出している企業の販売へ
の影響が懸念されています。
他にも様々なデメリットがあります。
そんな中で我々にとってのメリット・デメリット
はどうなるんでしょうか?
今回の件で日経平均は1000円以上の大暴落を起こ
しました。
為替も1ドル=106円半ばだったものが、いきなり
一時100円割れの水準まで落ちました。
1ユーロ=121円台が109円台まで落ち込み、
1ポンド=157円台だったのが、133円台に下がっ
てしまい、今なお低水準が続いています。
まあ私の場合は、今年の9月後半にイタリアに行
く予定ですので、それまでは円高が続いてくれる
ことを願っています。(笑)
海外旅行に行くなら、円高の時に行きましょう!!
とにかく安く買い物ができますよ。
さてさて、それでは日本や世界の経済は、どうい
う影響がでてくるんでしょうか?
簡単に言うと、日本を含める世界経済は「リスク
オフ」の状態に突入してしまいそうですね。
経済について色んな難しい話はあるんですが、
今回はここで「リスクオン」と「リスクオフ」
について、簡単に説明します。
特に投資関係をされてる方は、必ず知っておか
なければいけません。
株式投資・FX・投資信託・個人年金保険・
変額保険・先物などなど・・・ですね。
分かりやすく言うと、今後経済が安定して成長し
ていくだろうと考えた場合、投資のお金は多少
リスクの高い投資商品のほうに動きます。
株式投資や原油などの売り買いが活発になります。
これが「リスクオン」
逆に、今後の経済は不安定で停滞すると考えると、
投資のお金はより安全な商品、例えば米ドル(米国
債)や日本円(日本国債)が買われます。
リターンが少なくても、より安全にとなるわけです。
これが「リスクオフ」
これで分かり易いのは、日本円(日本国債)が買
われると当然国債の値段は上がってきます。
みんなが欲しがるから価値が上がるんです。
そうすると金利は低下していきます。
そう、価値が上がると値段は上がって金利は
低下します。
逆にみんなが欲しいと思わない「リスクオフ」の
時は、値段が下がって金利が上昇します。
簡単に言うとこの下の流れです。
まずは「リスクオン」
例えば景気が良くて給与やボーナスが上がってく
る。
そうすると株式投資をしても株価が上がってるか
ら勝てるかなと思って、株式投資をみんながやり
出す。
そしたら日本国債とかチマチマしたもの買っても
大して儲からないから誰も買わない。
すると誰も欲しくないから、日本国債の値段は下が
って金利は上昇する。
そして日本国債の金利が上昇することによって、
預金金利や投資・運用商品の金利が上がり出す。
そしたら同時に住宅ローンなどの借金の金利も
上がり出すんです。
逆に「リスクオフ」の場合
例えば景気が悪くなり給与やボーナスが減ってい
く。
そうすると株価も下がっているから株式投資を
やっても危険だな~と思って、より安全な商品
を探し出す。
預金ではほとんど増えないから、安全で預金より
マシな日本国債を買いだす。
するとみんなが欲しがるから国債の値段が上がっ
て、金利は下落していく。
日本国債の金利が低下することによって、預金や
投資・運用商品の金利も下がり出す。
そしたら同時に住宅ローンなどの借金の金利も
下がり出すんです。
本当はもっと細かいんですが、簡単にいうとこん
な感じです。
さて、みなさんは気付きましたか?
これから自分が何をやらなければいけないのか?
投資や運用をやってる人は、より慎重に・・・
住宅購入を考えている人は、最高に素晴らしい
タイミングですよね。
世界や日本の経済を考えると、自分にとっての
メリット・デメリットがこういう形で分かって
くるんです。
少しでもみなさんの経済に対する興味付けに
役立てたらと考えています。
本日はこれまで。
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今回も最後まで読んでいただき、
本当にありがとうございます。
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