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イギリスのEU離脱で今後の経済は?リスクオン・リスクオフの考え方

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みなさん、こんにちは

約5か月ぶりの登場でちょっと緊張している

株式会社インベストの相良です。

 

書きたいことは山のようにありました。

しかし時間が・・・

時間が・・・

時間がない・・・

 

次から次に入ってくる相談案件をこなしていたん

ですが、1件終わると2件入ってくるような状態

が続いて・・・

 

soudannzekina

 

 

 

 

 

とりあえず充電期間だったということで、何と

か勘弁してください。

 

これからは、またちょこちょこと書いていきま

すので、お楽しみに!!

 

さて、今回は結構大きな衝撃をもたらした「イ

ギリスのEU離脱」について考えていきたいと

思います。

 

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まずこの件に関して投資家の人たちは、固唾を

飲んで見守っていたことでしょう。

結果次第で投資の方向性を180度変更しなくて

はいけなかったかもしれないからです。

 

あんまり関心がなかった投資家がいたとしたら、

間違いなく投資の世界から撤退したほうがいい

と思われます。

 

というくらい、今回の出来事はショッキングだ

ったんです。

Royal Ascot

 

 

 

 

 

投票前は多少残留派が有利という報道が流れて

いました。

 

残留が決定して、経済は安定するだろうと・・

 

しかし結果は完全に逆でしたね。

都市部では残留派が多かったみたいですが、

それ以外の地区では離脱派がかなり多かった

みたいです。

 

1番の原因は、やはり移民の問題ではないで

しょうか?

 

EUというと、ヨーロッパの28の国で構成さ

れた主権国民国家です。

現在の加盟国は、

  • ベルギー
  • ブルガリア
  • チェコ
  • デンマーク
  • ドイツ(加盟時西ドイツ)
  • エストニア
  • アイルランド
  • ギリシャ
  • スペイン
  • フランス
  • クロアチア
  • イタリア
  • キプロス
  • ラトビア
  • リトアニア
  • ルクセンブルク
  • ハンガリー
  • マルタ
  • オランダ
  • オーストリア
  • ポーランド
  • ポルトガル
  • ルーマニア
  • スロベニア
  • スロバキア
  • フィンランド
  • スウェーデン
  • イギリス

が、あります。

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これだけの国が揃っていますんで、当然裕福な国

もあれば経済状況が厳しい国もあるんですね。

 

経済状況が厳しい国の人達は、当然失業率が高い

わけです。

それで仕事を求めて裕福な国へ仕事を求めて行く

んです。

 

EUというのは、基本的に国々を自由に行き来でき

るようになっています。

例えばスペイン人がフランスに行ったり、イタリア

人がイギリスに行ったりとか・・・

日本で県をまたぐような感じですね。

 

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移民の人達は、自分の国では仕事がないんです。

だから多少の低賃金でも我慢して働くんですね。

 

しかし裕福な国の人達は、「そんな低賃金じゃ、

仕事なんかやれね~よ」と言って、仕事をしない

んです。

 

そうなると裕福な国の人達は、「移民の奴らに仕

事を奪われるからEUを離脱して移民が入って来れ

ないようにしようぜ」となったんです。

 

移民というと、よく紛争地域から逃れてきた人達を

想像しがちですが、実は同じEUの中の人達のことだ

ったんですね。

Anti-Islam and anti-immigrant protest in Germany

 

 

 

 

 

これでイギリスのEU離脱は事実上決定的なもの

になりました。

 

今後イギリスやEU諸国、世界全体の経済はどう

いう影響を受けるんでしょうか?

 

イギリスがEUから離脱すれば、EU域内の輸出

に新たな関税がかかる可能性があり、事業計画の

大幅な見直しを迫られます。

 

イギリスに進出する日本企業はおよそ1000社

くらいでしょうか。

イギリスで製品を生産するか、日本からイギリス

を経由してEU各国に輸出している企業の販売へ

の影響が懸念されています。

 

他にも様々なデメリットがあります。

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そんな中で我々にとってのメリット・デメリット

はどうなるんでしょうか?

 

今回の件で日経平均は1000円以上の大暴落を起こ

しました。

 

為替も1ドル=106円半ばだったものが、いきなり

一時100円割れの水準まで落ちました。

 

1ユーロ=121円台が109円台まで落ち込み、

1ポンド=157円台だったのが、133円台に下がっ

てしまい、今なお低水準が続いています。

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まあ私の場合は、今年の9月後半にイタリアに行

く予定ですので、それまでは円高が続いてくれる

ことを願っています。(笑)

 

海外旅行に行くなら、円高の時に行きましょう!!

とにかく安く買い物ができますよ。

コラム:次の「爆買い」はどこか、高級ブランドに試練

 

 

 

 

さてさて、それでは日本や世界の経済は、どうい

う影響がでてくるんでしょうか?

 

簡単に言うと、日本を含める世界経済は「リスク

オフ」の状態に突入してしまいそうですね。

 

経済について色んな難しい話はあるんですが、

今回はここで「リスクオン」と「リスクオフ」

について、簡単に説明します。

 

特に投資関係をされてる方は、必ず知っておか

なければいけません。

 

株式投資・FX・投資信託・個人年金保険・

変額保険・先物などなど・・・ですね。

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分かりやすく言うと、今後経済が安定して成長し

ていくだろうと考えた場合、投資のお金は多少

リスクの高い投資商品のほうに動きます。

 

株式投資や原油などの売り買いが活発になります。

これが「リスクオン」

 

逆に、今後の経済は不安定で停滞すると考えると、

投資のお金はより安全な商品、例えば米ドル(米国

債)や日本円(日本国債)が買われます。

 

リターンが少なくても、より安全にとなるわけです。

これが「リスクオフ」

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これで分かり易いのは、日本円(日本国債)が買

われると当然国債の値段は上がってきます。

みんなが欲しがるから価値が上がるんです。

そうすると金利は低下していきます。

 

そう、価値が上がると値段は上がって金利は

低下します。

 

逆にみんなが欲しいと思わない「リスクオフ」の

時は、値段が下がって金利が上昇します。

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簡単に言うとこの下の流れです。

まずは「リスクオン」

 

例えば景気が良くて給与やボーナスが上がってく

る。

そうすると株式投資をしても株価が上がってるか

ら勝てるかなと思って、株式投資をみんながやり

出す。

 

そしたら日本国債とかチマチマしたもの買っても

大して儲からないから誰も買わない。

 

すると誰も欲しくないから、日本国債の値段は下が

って金利は上昇する。

 

そして日本国債の金利が上昇することによって、

預金金利や投資・運用商品の金利が上がり出す。

 

そしたら同時に住宅ローンなどの借金の金利も

上がり出すんです。

住宅ローン金利上昇

 

 

 

 

 

 

逆に「リスクオフ」の場合

例えば景気が悪くなり給与やボーナスが減ってい

く。

 

そうすると株価も下がっているから株式投資を

やっても危険だな~と思って、より安全な商品

を探し出す。

 

預金ではほとんど増えないから、安全で預金より

マシな日本国債を買いだす。

 

するとみんなが欲しがるから国債の値段が上がっ

て、金利は下落していく。

 

日本国債の金利が低下することによって、預金や

投資・運用商品の金利も下がり出す。

 

そしたら同時に住宅ローンなどの借金の金利も

下がり出すんです。

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本当はもっと細かいんですが、簡単にいうとこん

な感じです。

 

さて、みなさんは気付きましたか?

 

これから自分が何をやらなければいけないのか?

 

投資や運用をやってる人は、より慎重に・・・

住宅購入を考えている人は、最高に素晴らしい

タイミングですよね。

 

世界や日本の経済を考えると、自分にとっての

メリット・デメリットがこういう形で分かって

くるんです。

 

少しでもみなさんの経済に対する興味付けに

役立てたらと考えています。

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本日はこれまで。

 

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今回も最後まで読んでいただき、
本当にありがとうございます。

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