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2.22016
日銀がマイナス金利を決定!国債や住宅ローン、我々の預金金利は?
みなさん、こんにちは
久しぶりの筋トレで、全身に激痛が走ってい
る株式会社インベストの相良です
1月29日、衝撃が走りました。
「日銀がマイナス金利を決定!」
この瞬間から、株価やら為替やらが上下に激し
く乱高下しました。
投資をやってる人なら分かると思うんですが、
地獄のような瞬間ですね。
キチンとしたノウハウを身に付けないでとり
あえず投資をやってる人達は、かなりの損失
を出したみたいです。
怖いですね~・・・チーン、ご愁傷様です。
さて、本題に戻しましょう。
先日の「マイナス金利」の導入が決定したこ
とについて、何人かの人たちから質問が来ま
した。
「マイナス金利」って一体何なんですか?
「マイナス金利」って、お金を預けてると私
たちが銀行にお金を払わなければいけないん
ですか?
っていう感じです。
正直私もそこまで詳しくはないので、ちょっと
調べてみました。
まず安心してもらいたいのは、みなさんが銀行に
預けているお金がありますが、そこは何も変わる
ことはありません。
手数料を払うこともありませんので、ご安心を。
(しかしこの影響で預金金利が下がるかも)
今回の「マイナス金利」っていうのは、銀行が
日銀に預けている預金に対して付けられた金利
ということです。
ん・・・?
どういうことかというと、まず銀行はお客様か
ら預かったお金を色んな事に活用しています。
企業や個人への貸し出し、国債や金融商品や
不動産購入などを行いお金を増やすというこ
とです。
まあ様々な事をやってるんですが、当然全て
のお金を使ってやってるわけではありません。
使いきれなくて余っているお金も結構あるん
です。
上図で見ると、403兆円という莫大なお金が
余っています。
このお金を銀行さんは日銀の当座預金に入れ
てます。
当座預金というのは通常金利が付かないんで
すが、何故かこれには付くんですね~
不思議ですね~
この403兆円の中の約250兆円が日銀の
口座に入っています。
さて、これには0.1%の金利が付きます。
その分の手数料を銀行は日銀から受け取るこ
とになるんですが、年間で約2200億円程度に
なるそうです。
お偉い先生曰く、「日銀が銀行に渡してるお
小遣いやね」だそうです。
今回の「マイナス金利」でちょっとびっくり
したのが、現在預けている250兆円の分はそ
のままで、今後新しく預ける預金に関しだけ
「マイナス金利」を導入するということなん
です。
今回の決定で銀行からはかなりの反発があっ
たと聞きます。
そういうことを考えて、日銀が配慮をしたん
でしょうかね・・・
ちなみにヨーロッパでもマイナス金利は実行
されています。
欧州中央銀行では当座預金全体にマイナス金
利を付けています。
そういう意味では、日本はまだまだ甘いんじゃ
ないの?って言われかねないかも・・・
そしてこの時に同時に行われたのが、雇用
保険料の引き下げです。
年間数千円~1万円程度雇用保険料が安くなり
ます。
これはあまり報道されていないんで、知ってる
人も少ないでしょうね。
日銀は今年80兆円の国債の買いオペを実行
します。
国債の買いオペとは、日銀が市場から国債
を買い上げてその分の現金を渡すというこ
とです。
銀行は国債を持っていれば、少ないけど金
利が付きます。
しかし買取をされて現金を渡されるとする
と、そのお金を日銀に預けた場合手数料が
取られることになります。
だから銀行はこのお金を貸出しないといけ
ないんです、法人や個人に!!
手数料だけで800億円くらい取られる計算
になりますから、たまったもんじゃないん
です。
結局、今回の「マイナス金利」の導入は、
銀行に沢山余っているお金をドンドン市場
に出回らせて(法人や個人に貸出をして)、
経済活動を活発にして景気浮揚をさせましょ
うというのが今回の狙いどころです。
ではこの「マイナス金利」がみなさんにとっ
て、どういう影響があるんでしょうか?
まずは、景気浮揚をさせることによって給与や
ボーナスの増加が見込まれます。
ちなみに知らない間に、国家公務員の給与が上
昇してたって知ってました?
それと今回の影響で、国債の長期金利が過去
最低記録を更新しました。
長期金利はみなさんの住宅ローンの金利を決
定する要因になっていますので、もしかした
らもう一段金利が下がるかもしれませんね。
投資家にとっては、今年から下げ続けた株価が
一時的に回復してます。
そして為替は円安に触れてますので、日本の企
業の収益にとってはプラスの要因ですね。
但し日本はほとんどのものを輸入に頼っていま
す。このために更なる物価上昇があるかもしれ
ません。お気を付けを・・・
でも実際こういう話を知っててどうなるの?
っていう疑問が出てきそうな予感が・・・
1つのニュース、1つの出来事というのは、
それ単体ではそんなに大きな意味を持ちませ
ん。
しかし他のニュースと関連付けると、様々な
意味合いが出てきます。
1つのニュースが出たとき、その先をどれだ
け読めるかというのが、非常に大事になって
きます。
今後はそんな観点でニュースを見られてみて
は、いかがでしょうか?
ちょっと余談ですが、今回甘利大臣の記事が
週刊文春に掲載されたのが1月21日。
そして次の掲載は1週間後の1月28日。
そしてこの「マイナス金利」の発表が、
1月29日。
あまりにも用意周到に計算されていない
か、と考えるのは私だけでしょうか?
本日はこれまで。
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今回も最後まで読んでいただき、
本当にありがとうございます。
下も見てね・・・!!
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